今回のテーマは、ITスキルの大学サポートについてです。

「東洋大学がpaizaと提携し学生の「キャリア支援」を強化、ITスキルの習得から就職までをワンストップでサポートしDX人材の輩出を目指す」(2023.01.19 paiza)はこちら

例の如く、大学関連のプレスリリースをリサーチしていると、上記のプレスリリースを見かけました。このpaiza株式会社(パイザ)のHPには、自社のサービス内容として、「国内最大のITエンジニア向け転職・就職・学習サービス「paiza」を開発・運営している会社」と記載されています。その会社が東洋大学と組んで、学生のキャリア支援に取り組んでいるというのがこのプレスリリース。

その目玉が、「paizaラーニング 学校フリーパス」という「月額1,078円(税込)の初学者向け動画プログラミング学習サービス「paizaラーニング」の全190レッスン、1,500学習動画、3,100問の演習課題を小・中・高・大学・専門学校向けにすべて無料で提供するサービス」を東洋大学に提供し、そこを起点として就職までワンストップでサポートするというもの。これ、ありそうでなかったような気がしませんか。

いわゆる公開講座として各種の資格講座やデータサイエンスに関する講座は各大学とも実施しているのは見かけるのですが、転職や就職サービスを行っている会社が講座を提供し、なおかつ、就職までサポートするのであれば、これほど便利なサービスはないのではないかと。

いやいや。そう言いながらも他大学でもやっているだろうと思い、リサーチしてみると、下記のプレスリリースに当たりました。

「慶應義塾大学FinTEKセンターが全国・全学部の大学生3,000名へ、無償でデータサイエンス講座を提供。10月11日から31日までエントリー受付 成績データの連携で、住友生命は選考時に活用、三井住友信託銀行は特別セミナー招待、みずほRTはイベント参加枠など、大手8社支援」(2021.10.11 PRTIMES)はこちら

慶應義塾大学FinTEKセンターが主催している講座で、「業界トップ企業による、就職活動と学びの支援」と「ループワークや集合研修によりアウトプットの場が用意されていること」が特徴。これは採用側の企業によるサポートがありますので、より生々しい青田買いがあってもおかしくないかもです。学生にとってはむしろその方が有難いかも。

というわけで、東洋大学、慶應義塾大学大がプログラミングやデータサイエンスで単なる講座の開設だけでなく、就職にまで視野を広げているということは少なくとも関東圏の他の大学は同様の取り組みを始めているか、検討しているはず。

これから大学を受験される高校生やその保護者にはその視点も持たれていると学生生活がより充実したものになるはずです。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

今後ともよろしくお願いいたします。

(参考記事)

https://takayamaclub.matrix.jp/columns/career14/

0件のコメント

コメントを残す

アバタープレースホルダー

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です