今回のテーマは、メタバースです。
「近畿大学とNTTドコモがメタバース空間を活用した学生同士の交流に関する実証実験を開始」(2023.01.10 NEWSCAST)はこちら
「仮想空間における学生の相互コミュニケーションプラットフォーム『近畿大学メタバース』を開設」しています。
「2020年に近畿大学、日本電信電話株式会社、ドコモ、西日本電信電話株式会社、株式会社NTTデータの5者で「5Gの推進、「スマートシティ・スマートキャンパス」創造に関する包括連携協定」を締結」しています。スマートキャンパスの構想の中にメタバースも含まれるのか。
では、スマートキャンバスとは何かを調べてみました。
「ニューノーマル時代のスマートキャンパス 新型コロナウイルス感染症対応を機に進展する大学のデジタルトランスフォーメーション」(2021.07.21 QUNIE・株式会社クニエ)はこちら
結論から言うと、このレポートでは、「ビッグデータの形成やAIの活用も含めた一連の取り組みが実現した大学の形」をスマートキャンバスと定義づけられています。
このレポートでは、「デジタル化・DXの先にある大学の形」として、「eポートフォリオやラーニングアナリティクスの進展」が取り上げられています。いわゆる学修データの蓄積や活用を指しており、「集めてくる」から「集まってくる」への転換が起こると予測されています。
未だ手入力のものも多いと思いますが、あらゆるデータが自然と集まってくるとなれば、次はそのデータの利活用に視点は移っていきます。そこでは学習者がどの情報にいつの時点でアクセスし、どのような成果を挙げているのかの分析が起点となることでしょう。そうなると何を教えたかという視点ではなく、学習者が何を獲得したかという学習効果の視点へ移行せざるを得ないでしょうから、3ポリシーの検証も可能となるということではないかと。
個人的には標準的なLMSが浸透していき、そのLMSを使用している大学間でデータの比較検討が出来ていくと、更に質が上がっていくのではないかとと思っています。まだ、システムも集約されていませんので、まだ先の話でしょうし、Googleclassroomのような初等中等教育課程で標準採用されているシステムが出現するのか、それともGoogleclassroomそのものが高等教育機関用にバージョンアップしていくのか。動向に注目していきたいところです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
今後ともよろしくお願いいたします。
(参考記事)
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