３０秒感想：研修講師がAIにとって代わる時代

今回のテーマは、AIによる研修についてです。

「『研修業界初』AI が講師を務めるプログラミング研修がスタート　AI が講師を務めることで従来の半額以下で「リスキリング研修」が実施可能に」（2023.01.10　PRTIMES）はこちら

AIの活用と言えば、すららネットでは既に５教科に対応してAIを活用して学習の個別最適化を実現していますので、そろそろ研修においてもAIの活用する会社が出てこないのかなぁと思っていましたら、やはり出てきました。

研修というと少しイメージが異なるかもしれませんが、学習における講師の役割というのは実は大きいと思っていまして、皆が皆、eラーニングで学習をスムーズに行えているかというと決してそうではないのでと思っています。要は始めたは良いけれども継続して学習していくにはどなたかに尻を叩いていただく必要がある。かくいう私もその類でして、三日坊主ならず一日坊主でございます。

業種は異なりますが、それを上手に活用しているのがライザップをはじめとしたパーソナルトレーニングジムなのではないかと。実際にジムにいる時間だけでなく、SNSやアプリを活用した日々の食事管理であったり健康状態の管理であったり、個々人にあったトレーニングを進めないと継続していくのは困難ですよね。効果にも如実に出てくるからこそあのCMなのでしょう。

ということで、改めて上記のプレスリリースを見てみますと、従来の研修における課題が挙げられており、eラーニングの場合、エンジニア講師の場合の課題の解決策のひとつとしてAI講師による研修が提示されています。チャットポッド機能以上のものは当然装備されているとは思いますが、今後他の研修項目でも拡大していくことを期待したいです。

そして、このプレスリリースを見て改めて思い至ったのは大学における授業形態でした。コロナ禍を受けて如実にその弱点（一方的なレクチャーでは学習効果が低い）が露見してしまったわけですが、大学の授業におけるAIの活用も今後ますます広がっていくことは避けられないでしょう。そうなると、教員の役割も変化していかざるを得ない訳でして、博士号を持っていることが前提の大学教員という役割が今後どのように変化していくのか、注目していきたいと思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

今後ともよろしくお願いいたします。

（参考記事）