今回のテーマは、コロナ禍で一気に浸透したCBTについてです。
「Webテストの替え玉受験、不正受講の防止へ!『オンラインCBTソリューション』に加えて、『顔認証オプション』導入によりさらに抑止力強化」(2022.12.16 PRTIMES)はこちら
そもそも、CBTは何かと言いますと、Computer Based Testingの略でして、従来の紙で行っていた試験(PBTですね)のコンピューター版を指します。
そうなると、気になるのが本人確認ですが、様々なテクノロジーが開発されていまして、上記のプレスリリースもその一つでして、顔認証をAIで行うものです。
ですが、会場で実施される試験と異なり、自宅で受験する場合に本人確認は出来ても不正行為までは監視するのが難しいのが現実としてあります。
「不正横行Webテスト 就活生約1割が「不正した」 採用側も「倫理観任せ」」(2022.11.24 ITmedeiaNEWS)はこちら
事実、就職試験では約1割が不正したことがあると回答しているくらいですから、抜け道はどこにでもあるものです。大学入試共通テストでもあったくらいですし。ただし、それも上記の記事にありますように監視システムを構築しているテクノロジーもまた開発されています。
オンライン試験プラットフォーム「Excert(エクサート)」
上記記事にもありますように、結局のところ本人の倫理観に任せるしかないと思うのですが、ある程度の抑止力はあるのでしょう。どの試験もそうですが、一発勝負の試験にはCBTも含め筆記試験は向いていないという点も押さえておく必要があるのだと思います。つまり、そもそも評価するにはたったひとつの評価軸だけでなく、多面的に評価する軸を持っておき、筆記試験は評価軸のひとつであると捉え直す必要があるのだと思います。麹町中学校だけによらず、定期考査を取り止めている学校・大学は出てきていますので。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
今後ともよろしくお願いいたします。
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