『同気相求』

似た者互いに求め、寄り集まる。

映画のタイトル「355」はアメリカ独立戦争時代に初の女性スパイに与えられたコードネーム。そこに秘められた思いと物語とのシンクロは是非とも物語に浸ってもらい、思い返していただきたい。

あらすじはこちら

「“355”の意味って?華やかな女性スパイ集団が活躍する『355』を最高に楽しむポイントを紹介!」(2022.02.03 ムービーウォーカープレス)はこちら

この物語に惹かれたのは、ひとつにキャスティング、もうひとつに多国籍。観てもらえれば分かるが、ほぼ同義でもあるが。

キャスティングはジェシカ・チャステインがメインを張るということで、どのような女性スパイを演じるのかへの期待。ちなみにチャステインはプロデュースにも関わっていてキャスティングには彼女の意向が反映されていたそう。ダイアン・クルーガーのガッツある演技は好みでした。

「『355』ジェシカ・チャステイン、完璧なキャスティングは「全部私のアイデア」」(2022.02.03 シネマカフェネット)はこちら

多国籍は、アメリカ、ドイツ、イギリス、コロンビア、中国という相容れない、普通ならチームを組むことがあり得ない国がどのような必然性で組むことになるのか。

このどちらについても違和感なく描かれている。唯一、中国は唐突感が否めないが。中盤から絡んでいるとすんなりうけいれられたかも。

5人とも男性に負けず劣らずのアクションと、それぞれのしなやかさ(もちろん、美貌も)を持っていて、途中、かなり追い詰められていくにも関わらず、挽回するだろうと思わせる強さを見せてくれる。

スパイ映画というと完全なシリアスかコメディのどちらかになりそうだが、この物語はまた違うスパイ像を示してくれている。

映画は映画と割り切らずに、普段の生活でも、諦めず、しぶとくやるか!と思わせてくれる物語。

オススメです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

映画『355』2022

(参考記事)

https://takayamaclub.matrix.jp/columns/movie-impressions31/

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