３０秒感想：2022年第3四半期グローバル・ワークプレイス・ラーニングインデックス

今回のテーマは、Udemyが公表している2022年第3四半期グローバル・ワークプレイス・ラーニングインデックスについてです。

「今最も学びたいスキルはこれだ！Udemy、2022年第3四半期グローバル・ワークプレイス・ラーニングインデックスを発表　この秋日本で人気だったスキルは「問題解決」と「資格取得」」（2022.12.07　PRTIMES）はこちら

Udemyと言えば、国内ではベネッセと組んでオンライン動画の学習プラットフォームを運営している企業ですが、この度、「2022年第3四半期 ワークプレイス・ラーニングインデックス」を公表しています。詳細は上記頁をご参照いただきたいのですが、どのような調査かと言いますと、Udemyの学習者が選択しているコースの分析結果となります。どのようなスキルが求められているかの実際のところが分かるデータ分析結果と捉えてよいのではないでしょうか。しかも、日本はもちろんのこと、アメリカ合衆国、韓国、イギリス、ドイツ、メキシコなど各国に亘っていますから、他国との比較も分かってしまうというデータです。

興味深いところでは、世界で最も人気のあるパワー・スキルが「給与交渉」であることかと。日本では少し想像がつきにくいですが、海外では、「世界的規模での物価上昇によりインフレが進んでいる影響で、給与アップを交渉するためのスキルを学ぶ人が増加している」とのことです。また、「労働法」が４位にランクインしているのも、「給与交渉を進めるにあたり、必要な基本情報知識を得るため」ではないかと分析されています。法令については本当は日本の労働者も押さえておくべき項目ではありますが、転職市場がこれから拡大していくと就業規則が会社によって異なりますから法令にも敏感になっていくことでしょう。

テクノロジー・スキルはやはりクラウドサービスに関する項目が国内に限らず、世界でも人気があるようです。大学ではまだまだオンプレミスの環境が多いとは思いますが、これからクラウド環境がスタンダードとなっていくと、このあたりのスキルに対する需要も伸びていくことが予測されます。

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（参考記事）