今回のテーマは大学教員についてです。
「大学教授は教育に向いていない 研究者と教育者に分ける改革を」(2022.11.10 サンデー毎日×週刊エコノミストOnline)はこちら
この記事の著者は元々一般企業で働かれていた方で、大学で教員をされていた方です。一般の方からするとこの記事にも一理あると思われるかと。
まぁ、様々な意見があって然るべきでして、大学の方針でどこを選択するのかは大学に依るかと思われます。結果の責任をとる必要がありますし。
選択というと、私の場合、何かの選択をする際には空間と時間を意識するようにしています。
まずは、空間。
とかく選択を意識すると視野狭窄になりがちですので、視点をグッと引いて見てみるとそれまで見えなかったものが視野に入ってきます。
次に時間。
これも選択を意識すると短期的な結果を求めがち。少し長めの結果と同じような過去の事例を見てみるだけで見えなかったものが浮かび上がります。
さて、この記事の場合、教育という視点だけで見ると一理あるのですが、研究、地域貢献という視点を持つとどうでしょうか。
専門分野で博士号を持った研究者との接点を持たせないことが果たして良いのか。
社会人になるためのテクニックだけを学ぶことがその後の人生に役立つのか。
はたまた、大学在学中だけでなく、中学高校での学びをどう捉えるのか。例えば、論理的文章、つまりライティングは高校段階から学んでおいても良いですよね。
という諸々の現状と空間と時間を意識すると、今後、大学教員の担う役割は未だ大勢を占めている教員が持っている知識・技術を一方的に大学生へ教授していくということよりも学びのサポートをする役割へと変化していくのだろうと私は予測しています。それにしても大学教員は研究者としての圧倒的な知識・技術は必要ですけど。
最後までお読みいただき、今後ともよろしくお願いいたします
今後ともよろしくお願いいたします。
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