今回の映画はマイケル・ベイ監督の作品です。下の公式HPをご覧いただけますと分かりますが、原題のAMBULANCEの中のLAの文字が色付けされています。つまり、ロスアンゼルスが舞台の映画でして、救急車が銀行強盗の逃走車両として使用されるという少し変わった設定になっています。

細かな設定を言い出すとキリがないですが、主人公・ウィルは幼い頃に養子に出され、養子先の子どもが兄のダニーでした。ただし、ウィルは黒人、ダニーは白人なんですよね。養子縁組が日常化している米国では特段の違和感はないのでしょうが、アジア系である私としては興味を惹かれるのと同時にそれが物語にどのような影響を与えるのかにまず興味を惹かれました。この兄弟の関係性が他者にどのような影響を与えるのか。これだけ派手なアクション映画でありながら、主要な登場人物は主人公のウィルと兄のダニー、そして救急車に同乗しているキャムの三人で、この三人を軸にお互いに影響し合います。この三人が救急車に同乗することにより、どのように影響し合うのか、そしてそれがどのような結末を招くのか。

ハリウッド映画では、よく欲望を剝き出しの人が描かれていますし、今回もそのような人物が大勢出てきますが、一方でえらく人間臭く、善悪の狭間で揺れ動く人物も出てきます。今回の物語を見てやはり自分が及ぼす影響も結果として関係性を持った人には良い影響としてありたいなと思いました。それが連鎖していくことを願って。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

映画『アンビュランス/AMBULANCE』2022

(参考記事)

https://takayamaclub.matrix.jp/columns/movie-impressions29/

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