今回のテーマは、2023年度に開設されます京都女子大学データサイエンス学部についてです。

「西日本旅客鉄道株式会社との協定締結について」(2022.10.25 京都女子大学)はこちら

いよいよ来年度の学部開設に向けて京都女子大学も動き出しています。今回はその一端がプレスリリースされています。

データサイエンスと言えば、実際のデータを扱い、実際の課題に取り組むことにこそ意義があり、そこから社会課題の解決への志向が進んでいくと個人的に思っていまして、産学連携は必須のプログラムになるのでないかと思っています。京都女子大学もそこは押さえていてJR西日本と連携することで教育プログラムの精度を上げているようです。

具体的な取り組みとして挙がっているのは以下の3点。

(1)京都女子大学データサイエンス学部開設に向けた教育プログラムや教材の検討・導入の実施

(2)データサイエンス関連分野で活躍するJR西日本女性社員によるキャリア教育

(3)JR西日本エリアの課題事例に基づいた、地域課題解決型学習プログラムの提供

3番目は先ほど触れた課題解決への能力身に着ける取り組みですが、2番目は女子大学ならではですよね。女子大学は特にキャリア教育に力を入れているようですので、この連携を活用するにはもってこいかと。自身のキャリアパスを描く上でも実際の社会人によるキャリア教育は貴重かつ有用な機会となることでしょう。

2023年度に開設されるデータサイエンス学部は以下の通りです。(学科までいくと更に多いと思われます。)

一橋大学ソーシャル・データサイエンス学部(2023年4月開設)

名古屋市立大学データサイエンス学部(2023年4月開設)

大阪成蹊大学データサイエンス学部(2023年4月開設)

で、既に開設されている大学は以下の通りです

滋賀大学データサイエンス学部

横浜市立大学データサイエンス学部

立正大学データサイエンス学部

武蔵野大学データサイエンス学部

すそ野が着実に広がっている感じがします。データサイエンティストの育成は国策に近いですからね。特別プログラムも含めるとほとんどの大学で学習が可能な体制が構築されていくことが予測されます。

とは言いながら、下記のような記事もあるようですので、進路選択はやはり慎重に行っていきたいものです。ただ、どの職種でもある専門性があるということ自体がプラスに働くと思いますので、やはりキャリア教育も併せて大切です。

「一橋も学部を新設「データサイエンス人気」の虚実 ビジネスでは人材のミスマッチも起きている」(2022.09.15 東洋経済オンライン)はこちら

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

今後ともよろしくお願いいたします。


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