本日のテーマは、大学による学生起業の支援施設についてです。
「ベンチャー100社できるかな 近畿大学が学生起業の拠点開設 住所を法人登記可能に」(2022.10.20 ABCニュース)はこちら
さすが近畿大学ですね。西門を出て、すぐのところに支援施設を開設して、24時間使用できるようにしてます。その名もKINCUBA Basecamp(キンキュバ ベースキャンプ)。洒落てます。
さて、そう言えば、大学付属の起業支援施設って、どの大学でもあって良いよなぁと個人的に思っていまして、少し調べてみました。有名どころばかりですが、もう少し調べれば、中小規模の大学でもあるかもしれません。
東京工業大学 INDEST(Innovation Design Studio:インデスト)
東京大学 インキュベーション施設
「起業準備の段階から、会計、税務、法務等の各種専門家の紹介、各種ネットワーキング機会の提供、投資家や各種企業への紹介などを通して、事業化に向けた様々な支援」が受けられるのが特徴のようです。
東北大学 スタートアップ事業化センター
青葉山ガレージ・川内ガレージと言う施設で、どちらも今時でカッコよいです。
京都大学 ベンチャーインキュベーションセンター
立命館大学 RIMIX(Ritsumeikan Impact-Makers Inter X (Cross) Platform)
立命館学園の学生・生徒・児童・教職員・卒業生が起業・事業解推進室の支援対象者となっています。
規模の大きな大学だけあって、多様なシーズがあるでしょうし、教員の中で何人も起業している実績があるでしょうから、学生の起業支援も当然の流れかもしれません。上記のなかで、目を惹かれたのは、やはり、立命館学園です。私学の持てるスケールメリットを活かして教育のプラットフォームにまで昇華している印象を受けました。単に起業したい学生を後押しするだけでなく、もっと早い段階で挑戦する意識を芽生えさせていく。国立大学の支援施設とはおそらくスタンスの違う支援だと思います。
ある程度のリスクは大学で引き受けながら、学生にはチャレンジする精神を伸ばしていける環境が整いつつあるのだと思いました。これが各大学の単体の事業ではなく、中小企業基盤整備機構などがハブとなりネットワークとして繋がっていくと中小規模の大学でも同様の支援施設が出来ていく可能性はありそうです。極端な話し、ネット環境さえ整っていれば、スタートはできますからね。今後の各大学の動向に期待したいです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
今後ともよろしくお願いいたします。
(参考記事)
1件のコメント
関西学院大学が三田キャンパスに新しい施設を開設します - 大学よもやま話 · 2023-08-17 11:33
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