本日のテーマは、医学部の収容定員についてです。
「令和5年度からの私立大学医学部の収容定員の増加に係る学則変更認可申請一覧」(2022.10.17 文部科学省)はこちら
約1年前にこのブログでも取り上げたのですが、今年も私立大学医学部の収容定員増加に係る学則変更認可申請一覧が公開されています。
規制緩和によって、大学における設置認可申請についても原則、手続きを踏んで申請すれば、よほどでない限り認可が下りるようになっています。但し、前提として申請の書類そのものにハードルがありますので、申請まで行くつくことなく終わっている大学もあるとは思いますが、申請は可能です。
しかしながら、医学部については例外でして、そもそも設置認可申請が出来ないようになっています。医師会が強いとか、医師が飽和状態になるとか、様々な要因があるにせよ、とにかく、いわゆる抑制の対象なっています。とは言いながらも例外は世の常。平成28年度には東北医科薬科大学医学部、平成29年度には国際医療福祉大学医学部が開設されていたりはします。
一方で既存医学部の定員に関しては平成22年度から以下の観点から増員の枠組みが作られています
1.地域の医師確保の観点からの定員増(地域枠)
2.研究医養成のための定員増(研究医枠)
令和5年度の各々の定員枠は
1が961名
2が27名
となっています。
ちなみに昨年度もしましたが、今年度も入学定員の推移グラフを作成してみました。

昨年度比からすると10名増に過ぎませんが、臨時定員を維持しつつですから、地域のニーズに少しでも応えるという姿勢の表れではないかと。
ちなみに各大学の内訳はこちらなんですが、キャパシティの問題もあるでしょうが、本当はもっと地方の医学部に定員があってもよいのでしょうね、きっと。どうしても都会の方が定員が多くなってますね。
「【医学部受験】地域枠選抜で医師になって6年 地域医療に従事する現役医師のリアル」(2022.10.08 AERAdot)はこちら
で、実際に地域枠で卒業して現場で働いている医師の実態はどうなのだろうと思って調べてみると、上記の記事を見つけることができました。取材を受けられたお二方とも前向きな姿勢なんですよね。そもそもの姿勢が一般枠とは異なるのかもしれませんが、間違いなく地域医療を支えてくださっている医師だと私は思いました。地域枠が出来て、10年が経ち、それぞれの医師が現場でご活躍されているかと思いますが、これも10年以上も前の取組みがやっと結実していくというレベルの話しですから、教育ってこれくらいの時間のスパンが必要ということなんだと改めて実感させられました。
最後までお読みいただきありがとうございました。
今後ともよろしくお願いいたします。
(参考記事)
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