今回のテーマは、立命館大学が導入するAI自動翻訳サービスについてです。

「大学の英語授業にAI自動翻訳サービスを試験導入 学生・院生約5,000人を対象に、翻訳ツールを用いて新しい英語教育の可能性を検証」(2022.10.03 立命館大学)はこちら

それにしてもさすが立命館大学です。5千人を対象にAI自動翻訳サービスを英語授業に試験導入するなんて。英語授業にですよ。本来、英語を学ぶであろう授業に翻訳サービスを導入するなんて。もちろん、そのあたりの目的も上記のプレスリリースに載っていますので、是非ともご覧いただきたいのですが、そもそも英語授業とは何ぞやというところに起点を置くとそうだよなとなります。語学はあくまでツールであって、コミュニケーションであったり、プレゼンテーションを学ぶ場と捉えるのであれば、必ずしもインプットだけが主なる目的でもないんだと気づかされます。

そう言えば、メタバースというワードがこれだけ浸透し、かつこれから普及していく時代を見据えるのであれば、母国語を話していても瞬時に相手側の言語に変換される未来はすぐそこまで来ていると言われれば、そうなんだろうと思わざるを得ません。試しにグーグル翻訳を使用してみてください。音声認識も昔に比べると格段に性能が上がっていると実感しているのは私だけではないはず。

そうなると中学校から大学まで英語を学んで、全く使いこなせていない現状を見ると、もはや現状の英語教育だけでは足りないという結論にいたるのは至極当然なのでしょうね。国内にいる限り日常的に使用する機会がほとんどないですからね。

立命館大学はその現状を受け入れた上でのこのサービスの試験導入でしょうから、その検証結果を是非とも公開していただきたいです。NTTの子会社(株式会社NTTドコモのグループ会社である株式会社みらい翻訳)ということですから、サービスする側も本気でしょうし、今回の導入で得られる結果によっては他大学に及ぼす影響はそんなに小さくないと思われます。というか、個人的にはすごく楽しみです。

とは言いながら、英語を使いこなせるということ自体は文化的背景や普段とは異なる脳の使い方(論理的思考とも言いますが)をしますので、今後とも継続して英語の勉強は続けたいと思っています。

最後までお読みいただきありがとうございました。

今後ともよろしくお願いいたします。


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