今回のテーマは大学入学共通テストについてです。

受験生にとっては2021年度は受難の年でしたよね。センター試験から大きく変わる、大きく変わると言われていて、記述も入れば、英語は民間試験が適用されると思いきや、結局、目玉となる事柄は見送りとなってしまい、ほぼセンター試験に近い形式で実施されました。

ちなみに大学入学共通テストの記述式問題導入見送りの理事長コメントはこちら

 でもですよ、そうは言いながら、平成30年告示に基づいた学習指導要領に対応した試験は当然、検討されているわけで、サンプル問題も既に公開されています。

ちなみに平成30年告示高等学校学習指導要領に対応した令和7年度大学入学共通テストからの出題教科・科目についてはこちら

この中で私が興味を引かれたのは、「情報」です。もちろん、世界史好きとしては「歴史総合」も触れたいところですが、敢えて「情報」です。なぜか。様々な意図があって、教科科目が形成されてくるのだと思うのですが、「情報」は必須だと感じたからです、これからというか既にというか。今の社会人が受験しても良いくらいです。出題のねらいに記載があるのですが、「譲歩社会の問題解決」「コミュニケーションと情報デザイン」「情報通信ネットワークとデータの活用」「コンピュータとプログラミング」と現代においての情報リテラシーが網羅されていると思われます。オープンデータの活用であったり、通信ネットワークの基礎的知識であったりと、むしろデジタルネイティブでない世代こそが学んでおくべき内容が出題範囲となっています。

昇任昇格試験・入社試験に採用しませんかねぇ。既に学ぶことを放棄、そう自分は管理職なんだから指示が仕事なんだとあさっての理屈で成長を放棄している人材にこそ学んでおくべき内容かと。それにしても着実に(でも少し遅いですが)必要とされている人材を育成していこうと意思が感じ取れます。今度、まともに解いてみます。

そうそう「歴史総合」はまた別の機会に。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

今後ともどうぞよろしくお願いいたします。


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