今回のテーマは、大学事務局業務のDXについてです。

「アドビ、早稲田大学にAdobe Acrobat Signを導入し、学内手続きの押印廃止と学内外における承認プロセスの見直し、電子化を促進」(2022.09.26 PRTIMES)はこちら

そうですか。大学事務局という場所は早稲田大学と言えども、まだまだ紙ベースの押印から脱却できていなかったということですね。私の勤めている大学も含め、まだまだ多くの大学事務局では紙ベースの決裁から脱却できていないのだと思いますが、そこは天下の早稲田大学。先陣を切って、押印廃止に踏み出しましたね。

しかもタッグを組む相手がアドビ株式会社とは。さすがです。

これを機に早稲田大学では、「Adobe Acrobat Signをはじめとした各種ツールを活用し、バーチャル相談窓口やオンライン手続きによる時間・空間を問わないサービスなど、Smart Universityの実現に向けた取り組みを展開する予定」とのこと。うーん、分かったようで分からないような。しかも担当のマネージャーのコメントには、「『それまでのバックオフィスの効率化から、学生・校友・教職員等ステークホルダーへのサービスの直接的な向上』と『職員自身がロボットを開発するなどして業務自動化を進め、そのことをつうじた職員のIT活用能力を向上と生産性を高める』」ことが方針と掲げられているとあります。事務職員がロボット開発ですか。ホントにもう目の前までこんなにもDXが迫っているのだと痛感させられました。

あと、気になるところでは、同じプレスリリース内にある「職員自身がMicrosoft Power Platformのフローに組み込むこと」というところ。Microsoft Power Platformって何ですか? 皆さんはご存じなのでしょうか。

そこで調べてみました。

Microsoft Power Platformはこちら

構成としては以下の5つ

Power BI そのままですがデータ分析のツール

Power Apps これもそのままですがアプリ作成のツール

Power Pages これもそのままですがWebサイト作成のツール

Power Automate プロセスの自動化、つまりRPA

Power Virtual Agents これはチャットボットのことです

詳しくは各リンクページをご参照いただきたいのですが、いずれもがローコードで作成できる機能ということで、包括契約を締結している大学はまずはこの活用を考えてみるのも手だと思いました。そう言えば、最近、香川大学のDXに関するセミナーをよくお見かけしますが、このMicrosoftのツールを使ったDXの事例なんでしょうね。

ちなみに、ペーパーレスにはPower Automateが最適なようでして、業務(といってもどの大学もほとんど作業に近いのが現実かと)の自動化には是非とも導入を検討してみたいツールだと思いました。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

今後ともよろしくお願いいたします。


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