今回のテーマは、女性のリスキリングについてです。

「Waris、「女性のリスキリング白書2022」を発表 女性のリスキリング(学び直し)に関する就業形態別調査 ~リスキリングの認知率は38%、非正規や離職者はさらに低い傾向~」(2022.09.07 株式会社Waris)はこちら

女性のリスキリングについては、育児休業等も含め、男性とは異なるキャリアデザインが必要となりますので、以前から興味があり、どこかで調査が行われていれば、結果を見てみたいと思っていたところ、上記の調査結果が公表されていました。

詳細につきましては、上記プレスリリースをご確認いただきたいのですが、今回は定性調査(自由記述)に着目してみました。以下の所感は、私の切り抜きですので、是非とも一度全文をご確認ください。

*******************************************

リスキリングについて感じていることやご意見(正社員)

「学ぶことの重要性を痛感する毎日です」

リスキリングについて感じていることやご意見(非正規)

「学校を出た後、仕事の経験のみで過ごしていく方があり得ないと考えております」

「個人で学んでも就業のチャンスには結びつきにくいと感じる」

リスキリングについて感じていることやご意見(離職中)

「離職中なため、どんなスキルが必要かを図るすべがない。スキルアップのための有料講座の値段が高くなかなか受講が難しい。情報が多すぎて選択が難しい」

リスキリングについて感じていることやご意見(フリーランス)

「リスキリングを実践している人は本当にごく一部で、ミドル層以上は心のどこかで「逃げ切れる」と思っているように感じます。学んだことが何らかのメリットになった経験もないのだと思います。」

***********************************************

私に突き刺さった箇所だけ抜粋させていただいたのですが、皆さんいかがでしょうか。リスキリングの率直な感想で、ぐっと身につまされるワードが幾つもありました。もちろん、スキルアップは大切なのですが、個人単位での取り組みの限界も同時に感じられているようでして、これには深く共感してしまいました。離職中やフリーランスの方になると情報も限定されると思いますが、かといって所属している組織が情報を適宜提供しているとも限らないのもまた現実としてありますから、難しいところです。

国としても何もしていないわけではなく、経済産業省は「マナビDX」を2022年3月に開設し、情報提供に努めていますし、文部科学省は履修証明プログラムの開設を奨励しています。ただ、今回の調査結果を見ると、少なくとも必要な人にリーチしきれていないことが伺い知れます。まぁ、そこを株式会社Warisがサポートしますよと言ってしまえば、それまでなのですが。

もっと早い段階、例えば、高校生や大学生の時には既に周知出来ていて、学びの過程で卒業しても引続き学び続ける道が幾つも見えていると良いですよね、きっと。就職にも影響することだと思いますから。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

今後ともよろしくお願いいたします。


1件のコメント

30秒感想:社会人の学習に関するアンケート結果が興味深いです - 大学よもやま話 · 2022-12-02 22:41

[…] 30秒感想:「女性のリスキリング白書2022」が公表されています カテゴリー: 社会人教育 タグ: 社会人学習 […]

コメントを残す

アバタープレースホルダー

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です