京セラの稲盛和夫氏が亡くなられた。ご冥福をお祈り申し上げます。

マネジメントに興味を抱き、始めに手を取ったのが「稲盛和夫の実学」でした。それまで何となく苦手としていた数字に対して、帯にも「会計がわからんで経営ができるか!」とありますとおり、マネジメントと数字、特に会計は切っても切れない関係にあります。理解できていないと下手をすると倒産ですからね。経営者ででなくとも自分が所属する組織の立ち位置くらいは理解しとかないとと思い、読みましたところ、腑に落ちくことばかりでして。それから個人的に会計を学び始め、大学院の単科コースに通ったり、簿記2級を取得したりしました。その間、経理業務にも携わり、実務レベルから全体像までを一応俯瞰することが出来るようになったと思います。まだまだですが。

松下幸之助氏はどこか遠い存在ですが、稲盛氏は同時代を生きることができ、ましてや書籍や講演を拝読拝聴することが出来ていますので、実体としての理想の経営者像を見させていただいたような感覚です。氏が残されたものは決して、京セラやKDDIだけでなく、これからも生み出していくであろう多くの人材なのだと思います。そのために多くのものをアーカイブされていたのではないかとも思っています。書籍も講演動画もあとで何度でもいつでも視聴することができますからね。貴重です。

心からご冥福をお祈り申し上げます。

稲盛和夫(2000)『稲盛和夫の実学』.日経ビジネス文庫.

カテゴリー: Life

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