今回のテーマは、「数理・データサイエンス・AI教育プログラム」の認定・選定結果についてです。

「「数理・データサイエンス・AI教育プログラム(リテラシーレベル・応用基礎レベル)」の認定・選定結果について」(2022.08.24 文部科学省)はこちら

昨年度に引き続き、「数理・データサイエンス・AI教育プログラム」の選定が行われ、認定状況が公表されています。詳細は上記の頁をご覧いただきたいのですが、既に

リテラシーレベル:217件

リテラシーレベル プラス:18件

応用基礎レベル:27件(大学単位)、41件(学部・学科単位)

応用基礎レベル プラス:6件(大学単位)、3件(学部・学科単位)

がプログラムとして運用されているのですから、急激な浸透具合と言えるのではないでしょうか。ここで見落としたくないのは高等専門学校です。全国51校ある国立の高等専門学校のうち、7割強の38校令和4年度33件、令和3年度5件がリテラシーレベルの認定を受けていますので、ほぼどの高専でも受講可能と言ってもよいかと。それと比較して、私立大学が思ったよりも少ないのは何かあるのでしょうか。

リテラシーレベル:92件(令和4年度64件、令和3年度28件)

また、今年度から認定されている応用基礎レベル(数理・データサイエンス・AIを活用して課題を解決するための実践的な能力を育成)については上記に示しましたように大学単位だけでなく、学部・学科単位であるのが特徴でむしろこちらを推奨していきたいのではないかと。政府が掲げている方針にも理系学部開設への後押しとなりますし、学科レベルであればそのノウハウを共有しやすそうですから。あとは、その実績を基にリスキリング教育まで波及していくと面白そうです。ただ、民間企業の教育プログラムも数多く出ていますし、経済産業省も推進していますので、別の動きになるかもしれませんね。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

今後ともよろしくお願いいたします。


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