私、「間違えない大学選び(@Tago9999Y)」なるTwitterのアカウントを持っていまして、時々、DMへ進路選択のお問い合わせが入ります。今回は、そのうちのひとつを採り上げてみたいと思います。

問い合わせをくれたのは高校2年生で、公立大学の看護学科か私立大学の看護学科のどちらを選択するのがよいのかというご相談でした。というのも、その公立大学の場合、附属の病院を持っていませんし、2年次からは別キャンパスに通う必要があるのに対して、私立大学は家からも近く、附属病院もあると。ご本人的には私立大学に魅力を感じているようでした。もちろん、保護者からは公立大学を勧められたとのこと。

これって、国公立大学と私立大学の比較をする際によく出てくる進路選択の悩みのひとつですよね。

まず、立地の問題。

実家から通学する場合、なるべく便の良い方がいいですよね、もちろん。4年間通うわけですから、実は大きい要素でして、立地を重要視している受験生も結構います。ですが、大学生活4年間よりも長い社会人生活がその後には待っています。本当に立地だけで選んでよいのか、よーく冷静になって考えてくださいね。

次に、学費の問題。

学部学科に依りますので単純比較は出来ないのですが、国公立大学が約55万円として、私立大学が150万円以上かかりますので、その差は約3倍以上。これは大きいです。学費支弁者である保護者はそこはシビアに見ています。本当に私立大学かと。国公立大学で学べる内容なら無理して私立大学に行く必要はないのではないかと。

そこで、ありきたりですが、まずは奨学金を調べてみましょう。例えばご相談者の場合、看護学科ですので、看護師養成に関する奨学金って充実してます。私も今回のご相談で調べてみて再認識しました。例えば、自治体が設けている地元に残る看護師用の奨学金であったり、病院が設けている奨学金など。

「看護師等修学資金貸与事業の制度内容と利用方法について」はこちら

「意外と知らない!? 看護奨学金アレコレ」(看護師になろう)はこちら

これだけでなく、民間団体の奨学金もあります。丁寧に調べると、貸与ではなく支給もあったりします。(ご存知になりたい方はDMにてお問い合わせください)

最後にブランドイメージ。

いや大切です。

「高校生にきいた! 大学ブランドランキング【2021年最新版】」(スタディサプリ進路)はこちら

「「大学ブランド・イメージ調査2020-2021」ランキング」(日経メディアマーケティング)はこちら

といった各種ブランドイメージの調査はなされていますが、自身が志望している大学が出ているとは限りません。ということで偏差値ランキングで序列を見るということが浸透しているとも言えます。

惜しいです。少し違う視点で出口から大学を見てみることもお勧めします。看護師等の資格試験を伴う学科であれば、合格率だけでなく、留年率であったり、退学率を見てみるのもよいかと。合格率だけを見ると、そもそも母数、つまり試験を受ける人数を絞っている可能性を見逃しますので。

様々な側面から大学を見ることで悔いの大学選択をしましょう。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

今後ともよろしくお願いいたします。

カテゴリー: 大学

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