データサイエンス分野の新設がいよいよ本格化してきました。というわけで、本日のテーマは女子大学で初のデータサイエンス学部についてです。

「京都女子大学が、女子大初のデータサイエンス学部を来春開設予定 ジェンダー平等の実現にも貢献する新たな価値を創造できる人材を育成」(2022.08.22 大学ジャーナル)はこちら

思えば、2017年度に滋賀大学が国内初のデータサイエンス学部を開設してから早くも5年が経とうとしています。その間に国立大学だけでなく、武蔵野大学を始めとした私立大学でも学部が開設され、大学によっては学部横断の履修コースとしてデータサイエンスの科目を履修できる教育プログラムを用意し、あらゆる大学が将来必要とされる、というか今現在、必要とされるスキルとしてのデータサイエンスを学べる環境を整えています。

で、次年度開設されます京都女子大学の学部の特色ですが、キーワードとして『丁寧に』を掲げています。具体的には、先駆者である滋賀大学の大学院生にTA(ティーチングアシスタント)としての協力も仰ぐ体制としていくようです。文系色の強い大学ではありますが、既に基盤はあったようです(情報システム専攻)ので、文理融合に着手をし、時代の変化にあった人材育成を目指していくとのこと。

ここにも戦略を感じますよね。国策としてデータサイエンスを担う人材を養成していくことを掲げていますので、後は女子大学としての強みをより発揮できると面白いと思います。

女子大学と言えば、奈良女子大学を始めとして理工系分野の開設が相次いでいますので、女子大学のマネジメント層はより危機感を持って、時代の流れを見極めている印象を受けます。女子大学という立ち位置を強みに出来るかどうかは経営の巧拙にも直結するでしょうから。今後も注目していきたいです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

今後ともよろしくお願いいたします。


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